今日、クラブのミーティングの中である議論が行われた。

その詳しい内容はここでは書かないが、

改めて、しっかりと自分のスタンスを明確にすることの大切さを知った。

 

きっと、どんなに話し合っても

相手には相手の立場があり、

こちらにはこちらの想いがある。

 

心理学者のアドラーの言葉に

「課題の分離」

と言う言葉がある。

私はこの言葉が好きだ。

これは一体誰の問題なのかを明確にしようと言うものだ。

例えば、自分の子供が受験前なのに全然勉強しないと

親が悩んでいたとする。

この問題は、一見子供のことを心配している様で、

親としての課題も隠れている。

  • 浪人したら勉強するのにまたお金がかかる。
  • 周りの人からどう見られるか不安。

などなどだ。

この課題を分離すると、

受験は子供の課題であり、親が心配してとやかく言うことではない。

次にお金の話。

これも、親が子供にバイトをさせるもよし、自ら払うと決めたのなら、どのように九面するかを考える。落ちた時に備えておく。

と言うことになる。

だから、もし親が悩むとしたら、

子供が来年受験だから、合格したらこれくらい、落ちたらこれくらいお金がかかるが、それをどう九面するのか?

と言うことを悩むのが正解なのである。

子供の課題である受験に対して、

自らの課題を重ねてプレッシャーをかけるのは大きな間違いだ。

一緒に話をしてお互いに状況を理解し、

お互いの課題について整理をし、

どう行動に移すかを決めて行けば良いと思う。

話を戻すと、クラブには様々な思いの人がいる。

その中で、私の課題はクラブで町おこしをするために必要なリソースをどう集めるか?

と言うのが課題である。

サッカーをしている現場の皆さんには、

皆さんの課題がある。

そのお互いの課題解決の中でどう折り合いをつけるのか?

これが非常に大切になってくる。

折り合いをつけられない!と言うのなら、

どちらかが、環境を変えなければならない。

しかし、お互い課題がある同士、助け合ったり、補い合ったりできるのなら、協力して課題解決できる方法があるのではないか?と思う。

きっと、このそれぞれ別々の課題をどう一緒に解決するのか?

と言うのが、私が常々この町で言っている、

「スポーツによる地方創生の日本先進モデルを作る。」

と言うことなのだと思う。

またしばらく同じことをいい続けたいと思う。